2006年に上磯町と大野町の合併によって誕生した北斗市は、北海道新幹線の開通にともなう「新函館北斗駅」のオープンによって、新しい北海道の玄関として知られるようになりました。
観光スポットの数はお隣の函館市ほどのボリュームはないかもしれませんが、実は千本桜などの桜の名所が多いところなのです。
それも新函館北斗駅から車で数分の所に、いくつもの桜スポットが並んでいるので、お花見ドライブを楽しみながら桜めぐりができます。
北斗市の観光スポット
北斗市の代表的な観光スポットには、銘菓トラピストクッキーで有名な「トラピスト修道院」、360度のパノラマが絶景の「きじひき高原パノラマ展望台」などがあります。
さらに松前藩が構築した日本最初の洋式城塞「松前藩戸切地陣屋跡」は四稜の星型、つまり函館の五稜郭に対して、こちらは四稜郭となっている国指定史跡です。
そして陣屋跡に加えて、「法亀寺しだれ桜」、「大野川沿いの桜並木」、そして「清川の千本桜」は桜の名所として人気がある観光スポットになっています。
北斗市の北斗桜回廊とは
道南地方の新しい桜の名所といわれる「北斗桜回廊」は、先ほども紹介した「松前藩戸切地陣屋跡」、「法亀寺しだれ桜」、「大野川沿いの桜並木」、「清川の千本桜」で開催されるイベントです。
全ての会場が北斗中央ICを下りてから15分くらいの間にあるという、桜の周回コースになっています。
まずインターチェンジを下りて道道96号線を行くとすぐのところにあるのが、「清川の千本桜」です。
道路の両側に約1.8㎞にわたってソメイヨシノ500本とエゾヤマザクラ500本、合わせて1000本の桜が続くという、絶好のドライブコースになっています。
(脇見運転にご注意!)
住所:北斗市清川~中野(道道96号線沿)
そして道道96号線から「松前藩戸切地陣屋跡」へ向かう道にある、約800mの桜並木のトンネルもまさに壮観です。
約600本の桜はヤエザクラ、ソメイヨシノが主体ですが、陣屋前広場には「上磯海潮桜」、「十月桜」、「御衣黄」という珍しい桜もあります。
住所:北斗市野崎66
「法亀寺しだれ桜」は樹齢300年といわれている大きなシダレザクラの一本桜で、高さは12mにもおよびます。
北海道でここまで大きくなるのは希です。
住所:北斗市向野1丁目14番13号
そして法亀寺から歩いて5分ほどのところに「大野川沿いの桜並木」があります。
この桜並木は1959年の今生天皇ご成婚の際に記念として、約300mにわたって植樹されました。
桜の開花時期には臨時駐車場が設置されます。
住所:北斗市本町2丁目・4丁目(本町せせらぎ公園~スポーツセンター)
ライトアップと臨時駐車場
また、松前藩戸切地陣屋跡・法亀寺・大野川沿い桜並木の3か所は、18:30から21:00までの間ライトアップされます。
ライトアップは例年4月28・29日くらいから2週間ほど行われますが、桜の開花状況によって変動するので、時期が近くなってきたら一般社団法人北斗市観光協会の公式サイトで確認してください。
期間中は臨時駐車場が用意されるので車で来場して大丈夫です。
(法亀寺周辺は特に混みやすいのでご注意。せせらぎ温泉駐車場が広いのでおすすめです。)
北斗桜回廊のトイレ
期間中は法亀寺に仮設トイレが設置されます。
その他に、公民館、せせらぎ温泉、本町児童公園、戸切地陣屋跡のトイレが使用可能です。
北斗市の桜まつり
「北斗陣屋桜まつり」は桜の時期に合わせて、松前藩戸切地陣屋で開催される一日限りのイベントです。
例年5月上旬頃の日曜日、11:00から15:00まで開催されて出店も並びます。
駐車場の収容台数は約300台で無料です!
主催しているのは北斗市商工会青年部なので、問い合わせ先は北斗市商工会(TEL:0138-73-2408)になりますが、北斗市役所の公式サイトに情報が掲載されていました。
http://www.city.hokuto.hokkaido.jp/docs/2091.html
まとめ
北斗市の桜の観光スポット「北斗桜回廊」は、道道96号線沿いに集まっている桜の名所の「松前藩戸切地陣屋跡」「法亀寺しだれ桜」「大野川沿いの桜並木」「清川の千本桜」で開催されるイベントです。
清川千本桜以外の3ヶ所はライトアップされ、臨時駐車場も用意されます。
「北斗市健康センターせせらぎ温泉」の駐車場が大きいのでおすすめです。
ちなみに「せせらぎ温泉」は源泉かけ流しの温泉で、しかも市営なので料金もリーズナブルなので、夜桜見物で冷えた体を温泉で温めていくこともおすすめします。
せせらぎ温泉
住所:〒041-1201 北斗市本町4丁目3番20号
電話:0138-77-7070
そして、「北斗陣屋桜まつり」は松前藩戸切地陣屋で開催される一日限りのイベントです。
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