日本で2番目に大きいカルデラ湖で、日本最北の不凍湖・支笏湖は、透明度もトップクラスの美しい湖です。
その割には札幌から車で1時間ちょっと、新千歳空港からなら30分くらいの手ごろな所にあります。
週末ともなればドライブで訪れる人も多いのですが、さて観光スポットやアクティビティとなると、どんなものがあるでしょうか。
支笏湖観光のおすすめは?
基本的に支笏湖は、支笏湖とその周囲の自然を眺めることが最大の観光と言ってもいいくらいではないかと思いますが、湖では定番となるアクティビティもいくつかあります。
支笏湖畔を散策する場合は、支笏湖温泉街にある有料駐車場(駐車料金:普通車 410円)に車をとめて行くのが基本的です。
赤い鉄橋の「山線鉄橋」を渡っていけば小さな展望台があり、もっと歩いていくと「親水広場」という湖岸に降りられるところがあります。
もしも支笏湖の湖岸に降りるだけでいいのなら、支笏湖の北側にあるポロピナイ休憩所なら駐車場は無料ですし、トイレや売店もあるので十分です。
支笏湖の南側には「樽前山」があり、7合目までは車で登ることができます。
しかし7合目の駐車場は木々に囲まれているので、遠景は見れません。
さすがに頂上まで登るにはそれなりの恰好が必要ですが、10分くらい登ったところの休憩スペースにある「見晴台」からは、支笏湖を見下ろすことができます。
ですから見晴台を目当てに、軽装で登ってくる観光客も少なくありません。
これなら子供連れでも何とか行けますね。
同じく南側に「苔の洞門」や「美笛の滝」という観光スポットもあるのですが、残念ながら平成26年の大雨による土砂災害で、現在のところ見に行くことができません。
いまだに復旧していないんですね。
支笏湖観光で子供向けといえば?
さて歩いたり登ったりだけでは、子供が退屈してしまうかもしれませんね。
支笏湖のアクテビティといえば、釣り、ダイビング、カヤック、カヌー、ボート、そして遊覧船があります。
このうち子供連れで、予約不要で手軽に楽しめるものとしてあげられるのは、ボートと遊覧船です。
ボートは湖の観光地ではおなじみの、自転車のように足でこぐペダルボートになりますが、定番のスワンボートと、水上自転車のような「あめんぼう」の2種類あります。
そして人気の支笏湖観光船「水中遊覧船」は、普通の遊覧船とは違うのです。
支笏湖の遊覧船がスゴイのは?
水中遊覧船という名の通り、船底にはガラス窓が付いていて、支笏湖の中のようすをを潜水艦のように見ることができます。
本当に「支笏湖ブルー」とも呼ばれるコバルトブルーのきれいな湖水で、魚が泳いでいるのを間近に見ることができました。
透明度が高いということは聞いていましたが、湖の底まで鮮明に見えるというのはチョット驚きです。
深い所では水の色もグッと濃くなり、吸い込まれるような深さというのを体感できます。
もちろん船上からの眺めは、周囲の木々の緑と湖水の青のコントラストが見事です。
営業期間 4月中旬~11月上旬
営業時間 8:40~17:10
(時季により変更有)
乗船料金 大人:1,620円
小学生:810円
支笏湖観光船
〒066-0281
北海道千歳市支笏湖温泉
0123-25-2031
https://shikotsu-ship.co.jp
まとめ
支笏湖の湖のほとりでチョット子供に水遊びをさせるくらいなら、北岸のポロピナイ休憩所が駐車料金無料なのでおすすめです。
でもせっかく支笏湖に来たのなら、一度は水中遊覧船に乗ってみてほしいと思います。
遊覧船乗り場は支笏湖観光船レストハウスがある支笏湖の西岸です。
車は有料駐車場を利用します。
周辺の観光スポットは子供連れだと樽前山くらいですから、千歳市街地まで行くと色々あっていいかもしれません。
もうちょっと行ったところにある、恵庭市の「えこりん村」や、「緑のふるさと森林公園」も楽しいです。