これまで日本三大夜景といえば函館・長崎・神戸でしたが、2015年10月に夜景観光コンベンション・ビューローによって認定された「日本新三大夜景」には、長崎市・札幌市・神戸市が選ばれました。
札幌には「さっぽろテレビ塔」や「JRタワー」、「大倉山」など数々の夜景スポットがありますが、やはり「藻岩山」からの夜景が代表的でしょう。
藻岩山の標高531mは、北海道で最も高い建築物・JRタワー173mの3倍を超え、函館山334mよりも約200mも高いのです。
眼下に広がる札幌市街の夜景はまるで「宝石箱をひっくり返したよう」とも、「光の絨毯」とも言われています。
ところでこの藻岩山からの夜景がベストタイムとなる時間帯は何時かご存知でしょうか?
それは夏と冬で日の入り時間が違うことで、季節によってベストタイムが変わりますので、その点詳しくお知らせしたいと思います。
藻岩山の夜景と日没時間
ズバリ夜景のベストタイムは、日没後約15分から30分後くらいの時間帯と言われています。
夕暮れから夜の闇が深くなっていく時間帯で、街の灯が輝きを増していくのです。
また日没直後の、太陽は沈んでいるけど少し光が残っているわずかな間をはマジックアワーと呼び、こちらも美しい時間帯とされています。
おすすめは日の入り時刻の少し前から展望台に到着しておいて、日中の札幌の街並みが夜景として輝き出すところから見ていただくことです。
参考に札幌の日の入り時刻をのせておきます。
1月 | 16:10 |
2月 | 16:46 |
3月 | 17:23 |
4月 | 18:00 |
5月 | 18:35 |
6月 | 19:07 |
7月 | 19:18 |
8月 | 18:57 |
9月 | 18:10 |
10月 | 17:17 |
11月 | 16:27 |
12月 | 16:01 |
(データーは2018年の各月1日の時刻です。)
もちろん夜景そのものは、山頂駅と中腹駅を結ぶ「もーりすカー」の最終便(21:50)までは見ることができますが、夜遅くなるにつれて街灯りが減ってきます。
藻岩山の夜景を冬に見に行くとき
冬の藻岩山の夜景も、雪やイルミネーションとのコラボで、いかにも北海道らしい美しさがあります。
もちろん、北海道の冬+夜+山頂ということで、かなり冷え込みます。
防寒対策は厳重にして行きましょう。
また、山麓から中腹駅までの藻岩山観光自動車道は、11月21日から翌年4月上旬までの冬期間は通行止めになりますので、ロープウェイでしか登ることができません
それから夏季と冬季の境目、11月21日から11月30日の10日間は、ロープウェイなどのメンテナンスのために全館休業になりますのでご注意ください。
ちなみに冬の札幌を代表するイベント「さっぽろ雪まつり」の開催期間中(2月上旬~2月中旬)の日没時刻は、だいたい16:50~17:00頃です。
まとめ
藻岩山の夜景を見るときのベストタイムは、日が沈んでから15分から30分後くらいが目安で、日没の少し前から山頂にいるのが理想です。
もーりすカーの最終便まで夜景を見ることができます。
ただしその時間帯でも、見えるか見えないかはお天気次第になりますし、場合によっては運休になることもあるので、出発前にもいわ山展望台ライブカメラの画像をチェックしておくのも良いかもしれません。
http://moiwa.sapporo-dc.co.jp/sp/index.html
もっとも展望台まで登る途中で天候が変化することも珍しくはないので、あくまで参考ということでお願いします。