火山が噴火してできた凹んだところに、水が溜まってできたのがカルデラ湖。
そのカルデラ湖のひとつである洞爺湖は、周辺を山々に囲まれた大自然の中にあります。
そして北海道内の湖で第3位の深さと大きさをもつ洞爺湖は、北海道を代表する湖のひとつです。
今回は洞爺湖周辺に点在している、自然や地形を活かした観光スポットをいくつかご紹介したいと思います。
洞爺湖周辺の観光のおすすめ
洞爺湖の南には有珠山と昭和新山という2つの火山があり、そして周辺地域は洞爺湖有珠山ジオパークとして2009年に「世界ジオパーク」にも認定されています。
ちなみにジオパークとは、ギリシア語で土地・地球などを意味する「ジオ」に、公園という意味の「パーク」を組み合わせた言葉です。
火山の活動によって創られた壮大な景色を楽しむことができ、また地球の持つエネルギーを感じることができるかもしれません。
湖の岸辺にはぐるりと道路がめぐっており、洞爺湖一周ドライブが楽しめるほか、周辺の高い場所にも複数の展望台があるので、色々な角度から湖を眺めることができます。
ちょっと足をのばせばルスツリゾート、時間は少しかかりますが支笏湖や、オロフレ峠を越えて登別温泉に行くことも可能です。
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洞爺湖周辺の観光といえば火山
洞爺湖の南には、活火山の有珠山と昭和新山が並んでいます。
有珠山のふもとからは山頂駅までロープウェイで行くことができ、付近にある展望台からは洞爺湖を一望できるほか、その向こうには羊蹄山、そして天気が良ければ反対側(太平洋側)に渡島半島に囲まれた湾・噴火湾(内浦湾とも)が見える絶景ポイントです。
またロープウェイの山頂駅や山麓駅には火山についてのパネルなどの展示があり、「洞爺湖有珠山ジオパーク火山村情報館」や「噴火体験室」などの施設で火山をより詳しく知ることができます。
その他にもロープウェイ山麓駅「火山村」には、地元食材にこだわった洞爺あかうしカレーなどのレストラン「噴火亭」、ラーメン「火山ラーメン」、そして「森のコンビニ」などの飲食店も入っているので、ランチにも困りません。
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洞爺湖のサイロ展望台など
サイロ展望台
北海道支笏洞爺国立公園「サイロ展望台」からは洞爺湖が一望でき、湖に浮かぶ中島、有珠山、昭和新山までパノラマビューが楽しめます。
サイロ展望台があるのは洞爺湖の北西岸で、国道230号線沿い。
展望台のそばにはおみやげ屋さん、216席もある展望レストラン、そして「牧家のソフトクリーム」や「白いおしるこサンデー」などを販売しているテイクアウト専門カフェなどの施設もあります。
月浦展望台
サイロ展望台から国道230号線を南へ行き、途中で道道578号線に曲がってほどなくのところに「月浦展望台」があります。
無料の駐車場から階段を上ったところにある展望台からの眺めは、洞爺湖八景にも選ばれている写真撮影スポットです。
http://www.hkd.mlit.go.jp/ky/kn/dou_kei/ud49g7000000qvkw.html
壮瞥展望台(壮瞥公園)
サイロ展望台や月浦展望台の反対側、洞爺湖の南西岸にあるのが壮瞥公園です。
こちら側からは2008年の主要国首脳会議(サミット)の主会場となったウィンザーホテルや、遠くには羊蹄山やニセコ連峰まで見渡すことができます。
また壮瞥公園は湖側の斜面に梅林が広がる梅の名所でもあるので、5月上旬から中旬にかけての見ごろの時期に洞爺湖を訪れたときには、ぜひお立ち寄りください。
道道132号線から小路に入り、少し上ったところにあります。
https://sobetsu-kanko.com/spot/sobetsukoen
まとめ
ロープウェイに乗って有珠山に登り、高い所から洞爺湖を見下ろすもよし、湖岸の小高い所から目前に広がる湖を眺めるもよしです。
ちなみに洞爺湖のお隣の観光地・登別温泉には、車で道道2号線を走ってオロフレ峠越えで行くことができますが、車がなくても洞爺湖温泉と登別温泉を約1時間半でつなぐ高速バス「いぶり号」が運行するようになったので、移動が便利になりました。
洞爺湖観光に登別観光をプラスするのもアリですね。