東京から洞爺湖までは、意外と低料金でアクセスできることをご存知ですか？
日本のカルデラ湖としては3番目の大きさをもち、湖の周囲には有珠山、昭和新山、そして洞爺湖温泉がある洞爺湖。
北海道洞爺湖サミット（主要国首脳会議）が2008年に開催されたことでも話題になりましたね。
今回は北海道の代表的な観光地の洞爺湖への、東京からのアクセスについてご紹介したいと思います。
洞爺湖へのアクセス-新千歳空港経由
東京から洞爺湖へアクセスする場合、まずは新千歳空港を経由した空路が一般的な移動方法です。
基本的には、東京からならモノレールや京急で羽田空港へ向かい、新千歳空港への飛行機に乗りますね。
ところが格安航空（LCC）を利用するなら、成田空港発の方が安い場合が多いのです。
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東京駅からだと成田空港まで行くのに羽田より3倍くらいかかってしまいますが、出発地点にもよりますし、所要時間と料金との兼ね合いになりますね。
ちなみに飛行時間は羽田-新千歳が1時間30分～40分、料金は8,890円から、成田-新千歳が1時間40分～50分、4,760円からとなっていました。
（記事作成時点）
そして新千歳空港から洞爺湖へのアクセス手段の候補は、JR、バス、そしてレンタカー（またはタクシー）になります。
JRで行く場合
電車に乗っていく場合には、JR千歳線快速エアポートで南千歳駅まで行き、函館行の特急スーパー北斗に乗り換えます。
JR洞爺駅で降りたら、洞爺湖温泉バスターミナル行きの道南バスに乗り換えです。
ちなみにJRの運賃は2,630円、これプラス座席別料金がかかり、所要期間は約1時間35分になります。
そしてバスの料金は330円、所要時間は20～25分程度です。
（タクシーなら約10分、宿泊先がザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパなら無料シャトルバス有）
乗車している時間としては合わせて2時間程度になりますが、さらに乗り換え時間がこれに加わります。
バスで行く場合
新千歳空港から洞爺湖温泉への直行バスがあれば便利なのですが、路線バスに直行便はありません。
まず道南バスの高速バス「高速はやぶさ号」に乗って室蘭の東町ターミナルまで行き、そこで洞爺湖温泉行の路線バスに乗り換えます。
運賃は高速はやぶさ号が1,570円、路線バスが1,150円、所要時間はそれぞれ1時間36分、約2時間、合計で約3時間40分＋乗り換え待ち時間、2,720円です。
バスの方がJRの座席別料金分くらい安くなりますが、乗車している時間が2倍近くになり、トイレもないのでけっこうツラいかもしれません。
もし途中に登別観光も入れるなら、新千歳空港から「高速登別温泉エアポート号」で登別温泉まで行き、その後「高速いぶり号」で洞爺湖温泉へ行くこともできます。
高速登別温泉エアポート号の乗車時間は約1時間15分で料金が1,370円、高速いぶり号は約1時間25分で1,700円、合計約2時間40分・3,070円、最短乗り換え待ち時間は30分です。
室蘭経由より少し高くなりますが、こちらの方が”楽”かも。
それから、洞爺湖温泉の各ホテルでは札幌駅からの無料シャトルバスを出しているところもあるので、新千歳空港から札幌までJR快速エアポートか北都交通の空港連絡バスで札幌駅まで行くという手段もあることはあります。
時間はかかりますが、料金は札幌までの1,000円チョットだけです。
もっとも、宿泊ホテルによっては新千歳空港からの有料シャトルバスを運行しているところもあります。
「洞爺 湖畔亭」や「ザ レイクビュー TOYA 乃の風リゾート」で用意されている有料送迎バスは、片道1人1,000円です。
レンタカーで行く場合
車を運転していく場合は、まず道央自動車道に千歳ICからのって、虻田洞爺湖ICでおります。
ここまで約109㎞、約1時間15分。
そして洞爺湖温泉まで国道230号線を走って、約6㎞、約15分くらいです。
トータルで約115㎞、約1時間30分になります。
最速の移動手段は車ですね。
一般道で行く場合は、新千歳空港から国道36号線-道道16号線で支笏湖へ行き、国道276号線-国道456号線を走って壮瞥町へ、そして道道2号線で洞爺湖温泉まで進みます。
おおよそ100㎞の道のりで、所要時間は2時間程度です。
高速道路はほぼフラットな海岸線を走ることになり、一般道は山や森の中を走り抜けるドライブコースになります。
洞爺湖へのアクセス-新函館北斗駅経由
北海道新幹線が開通していますので、東京から新幹線で北海道に行くこともできます。
まず東京駅からJR東北新幹線「はやぶさ」新函館北斗行きに乗り、新函館北斗で在来線のJR函館本線「特急スーパー北斗」札幌行に乗り換えて、洞爺駅で下車です。
東京駅から新函館北斗までの最短所要時間は4時間2分、新函館北斗からJR洞爺駅までが最短1時間29分、運賃・座席別料金は全部合わせて最安24,660円になります。
JR洞爺駅から洞爺湖までは飛行機でのアクセスで紹介した方法と同じです。
洞爺湖へのアクセス-フェリーを利用する場合
1日がかりの移動になってしまいますが、フェリーを利用して北海道に行くこともできます。
自分の車で旅行をしたいときの移動手段ですね。
（お金がいくらかかっても良ければ、人間は飛行機で、車は運送会社に輸送してもらうという方法もありますが。）
東京から行くとすると、まずは茨城県にある大洗港へ行きます。
そこから商船三井フェリーの「さんふらわあ」に乗船して、苫小牧港まで17時間45分～18時間の船旅です。
乗船する期間と船室によって料金が変わりますが、最安の料金で1人8,740円、乗用車1台＋1人なら26,740円になります。
ちなみに最高の料金となる期間と船室の組み合わせなら、1人52,230円、1台＋1人が89,550円です。
詳細は商船三井フェリーの公式サイトで確認してください。
まとめ
洞爺湖へアクセスは、東京発ならやはり飛行機利用が早く、また時期にもよりますが最安の移動手段にもなります。
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程度の差はありますが、どの交通手段を利用しても繁忙期は料金が高く、閑散期は安くなります。
繁忙期を大雑把にいえば長期休み（春休み、夏休み、冬休み）がある期間とゴールデンウィークですね。
ちなみに洞爺湖では、洞爺湖ロングラン花火大会が4月末頃から10月末まで、洞爺湖温泉イルミネーショントンネルが11月中旬～2019年3月上旬まで開催されています。