北海道の空の玄関といえば新千歳空港が一番にあげられますが、釧路湿原をはじめとする道東観光なら、「たんちょう釧路空港」からスタートするのが便利ですね。
何泊するかにもよりますが、釧路空港からはひと通りの主な道東観光スポットへアクセスすることもできます。
ただ道東エリアには五つの空港があるので、旅程によっては発着で違う空港を利用した方が効率がいい場合もあるでしょう。
今回は釧路空港を利用すると便利な観光スポットについてご紹介したいと思います。
釧路湿原
釧路市、釧路町、標茶町、そして鶴居村の4市町村にまたがる釧路湿原は日本最大の湿原です。
釧路湿原の西側にある釧路市湿原展望台へは、「たんちょう釧路空港」から車で約15㎞、20分弱で行くことができます。
時間に余裕があればその途中にある釧路市丹頂鶴自然公園に立ち寄ると、タンチョウを間近に見ることができ、タイミングが良ければヒナを見ることができるかもしれません。
釧路市湿原展望台では、ショップやレストランのある1階は無料で入場できますが、展示室のある2階や、展望室のある3階や屋上へ行くには入館料が必要です。
(入館料…大人470円、高校生250円、小・中学生120円)
また釧路市湿原展望台からは、湿原の中を歩いて楽しめる1週約2.5㎞、所要時間約1時間の木道の遊歩道があり、途中にはサテライト展望台もあります。
・釧路市丹頂鶴自然公園
〒084-0926
北海道釧路市鶴丘112
tel 0154-56-2219
fax 0154-56-2216
url http://kushiro-tancho.jp/
開園時間
4月10日~体育の日 9:00~18:00
体育の日の翌日~4月9日 9:00~16:00
入園料
一般(高校生以上) 470円
小学生・中学生 110円
・釧路市湿原展望台
〒084-0922
北海道釧路市北斗6-11
tel 0154-56-2424
url http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3639/
営業時間
5月~10月 8:30~18:00
11月~4月 9:00~17:00
入館料
大人 470円
高校生 250円
小・中学生 120円
厚岸味覚ターミナル・コンキリエ(道の駅厚岸グルメパーク)
釧路空港から西へ車を走らせ、釧路市、釧路町を越えたところに厚岸町があります。
走行距離は約70㎞、所要時間は約1時間10分ほど。
牡蠣が名産の厚岸にある厚岸味覚ターミナル・コンキリエは、道の駅「厚岸グルメパーク」としても登録されている観光施設です。
2階にあるレストランエスカルや、施設内の魚介市場で買った海鮮を自分で焙って食べることができる屋内バーベキューコーナーの炭焼き炙屋で、牡蠣を中心とした厚岸特産品の味を楽しむことができます。
レストランエスカルのおすすめメニューは、厚岸産の食材にこだわった「厚岸産極みるく×しいたけの牡蠣ミルクパスタ」、また同じ階にあるOYSTER BARなら新鮮な生牡蠣をいただきながらグラスを傾けるなんて言うことも可能です。
3階の展望室からは厚岸湖と厚岸大橋を眺めることができます。
そうそう、1階の喫茶・販売コーナーで販売されているオイスターソース入りのソフトクリーム「オイスター☆モカ」はコンキリエでしか食べられないと思いますから、お試しあれ。
・厚岸味覚ターミナル・コンキリエ(道の駅厚岸グルメパーク)
〒088-1119
厚岸郡厚岸町住の江2丁目2番地
tel 0153-52-4139
fax 0153-52-8139
mail info@conchiglie.net
url http://www.conchiglie.net/
営業時間
4月~10月 AM9:00~PM9:00
11月~12月 AM10:00~PM7:00
1月~3月 AM10:00~PM6:00
休館日
月曜日(祝祭日の場合 火曜日)
阿寒湖
国の特別天然記念物”まりも”で有名な阿寒湖は釧路市内にあります。
釧路空港からは約60㎞、所要時間は約1時間です。
湖には美しい4つの島が浮かび、東の湖岸には雄阿寒岳がそびえ、まさに北海道を代表する観光地にふさわしい眺めとなっています。
阿寒湖を一周する遊覧船も運航されており、景勝地の滝口を巡ったあと、チュウルイ島で上陸してマリモ展示観察センターでまりもを観覧するという航路です。
冬の間は遊覧船は休業となりますが、1月になって阿寒湖が結氷すると、今度は湖上のワカサギ釣りが楽しめるようになります。
道具は全部用意されているので手ぶらでもOK!
その他にもスノーモービルやバギー、バナナボートなどのアトラクションもそろっていて、大人から子どもまで楽しめます。
オールシーズン楽しめる阿寒湖で遊んだ後は、阿寒湖温泉で旅の疲れを癒しましょう。
源泉は豊富な湯量と湯温を持つ温泉なので、源泉かけ流しの温泉宿も多くあります。
露天風呂があるところでは阿寒湖や阿寒の山々をパノラマで楽しめたり、また客室に露天風呂がついているところや、家族風呂が用意されているところなどもあるので、要チェックです。
たんちょう釧路空港から阿寒湖温泉までは国道240号線の一本道で、車で約1時間で行けますが、「阿寒エアポートライナー」というバスも運行しています。
料金は大人2,150円、子供1.080円、所要時間は1時間15分です。
途中にある道の駅「阿寒丹頂の里」で下車して、「阿寒国際鶴センター」や「釧路湿原美術館」などを観光した後、後続のバスに追加料金なしで再乗車することもできます。
まとめ
釧路湿原へ観光に行くなら「たんちょう釧路空港」からが近いのは当然として、道東エリアの旅行に、便数の比較的多い釧路空港は便利です。
地理的に道東の中心にある阿寒湖へは車で約1時間でアクセスすることができ、さらに阿寒湖からはお隣の屈斜路湖や摩周湖へも約1時間で行くことができます。
一例としてこの辺の温泉宿で一泊して、次の日に世界自然遺産「知床」へ観光に向かい、帰りは女満別空港からという旅程もアリですね。
通年で関西空港から発着便があるのは、道東では釧路空港だけ。
また高速道路が近くまで通っているので、その気になれば北海道他のエリアまで車での高速移動が可能なことも釧路空港の特長です。