北の夜空に輝く北斗七星にちなんで命名された北斗市。
北の大地・北海道でも光り輝く街になってほしいという願いが込められています。
さて道南最大の観光地といえば函館ですが、そのお隣にある北斗市もそれとは別の雰囲気と魅力がある街です。
今回はトラピスト修道院をはじめとする北斗市の観光についてまとめてみました。
北斗市の観光名所
北斗市といえば桜の名所で、松前藩が江戸末期に構築した日本最初の洋式城塞で国指定史跡になっている「松前藩戸切地陣屋跡」や、境内にシダレザクラの巨木がある「法亀寺」などの北斗桜回廊が人気スポットになっています。
ただ桜の季節は限られた期間になりますので、他の季節も楽しめる観光名所としては、「きじひき高原パノラマ展望台」や「トラピスト修道院」などがおすすめのスポットです。
きじひき高原パノラマ展望台
新函館北斗駅のすぐ近くにある「きじひき高原」には、キャンプ場や牧場、パノラマ展望台などがあります。
標高560mにあるパノラマ展望台は、文字通り360°のパノラマ風景を楽しむことができ、函館山や函館市街地、大沼・小沼、駒ヶ岳などを一望できる景勝地です。
天気が良ければ美しいアーチを描く北海道新幹線の高架、遠くには羊蹄山、噴火湾なども見えます。
道南で一番人気の展望台と言えば函館山でしょうが、函館山そのものを風景の一部として眺めるのもおもしろいです。
キャンプ場からパノラマ展望台へ向かう道には、車で通ると音楽が流れるメロディロードがあります。
曲名は展望施設で明らかに!
きじひき高原(パノラマ展望台)
北斗市村山174番地
営業時間 8:30~20:00
4月末~10月末まで通行可能
http://hokutoinfo.com/spot/196/
北斗市のトラピスト修道院
トラピスト修道院の正式名称は「厳律シトー修道会 灯台の聖母トラピスト修道院」で、日本で最初に建てられたこの男子修道院は、予約制の内部見学も男子のみです。
もちろん敷地内を散策したり、売店でトラピストバター入りのソフトクリームや、おみやげに修道士達が作った名産品・トラピストクッキーやバター飴を購入することは誰でもできます。
トラピスト修道院
北斗市三ツ石392
電話 0138-75-2139
ちなみに函館市上湯川町には、女子修道院の「天使の聖母トラピスチヌ修道院」があります。
北斗市の日帰り温泉
天然温泉 七重浜の湯
七重浜にある源泉かけ流しの日帰り温泉です。
無料の駐車場は300台収容と広く、また函館市と隣接した場所なので飲食店なども多くある便利な所にあります。
函館山が見える露天風呂がイチオシです。
また温泉が熱すぎず、キッズスペースもあることから子ども連れにも人気があります。
七重浜の湯
北斗市七重浜8丁目4-1
電話 0138-49-4411
営業時間 5:00~24:00
大人500円、小学生200円、幼児100円、3歳未満無料
http://www.nanaehamanoyu.jp/index.html
北斗市健康センター せせらぎ温泉
せせらぎ温泉は源泉の温度が73.5℃で、そのままでは入浴には高すぎることから加水はしていますが、源泉かけ流しの温泉です。
大野川のほとりにあり、観光スポットでもある法亀寺もすぐそばにあります。
市営なので料金もリーズナブルです。
せせらぎ温泉
北斗市本町4丁目3番20号
電話:0138-77-7070
営業時間 10:00~20:00
休館日 月曜日(祝祭日の場合は営業)
大人300円、中高生250円、小学生140円、幼児70円
https://www.city.hokuto.hokkaido.jp/docs/1579.html
おみやげにジョリクレールのモナスクなど
ところで観光旅行にはおみやげがつきものだと思いますが、北斗市にはお隣の函館市からも通うファンがいるという、人気のスイーツショップがあります。
その名は「ジョリクレール」。
場所はJR江差線「清川口駅」で下車後 海の方へ向かって歩いて約5分のところです。
車ならJR函館駅から国道228号線を松前方向へ約25分、北海道新幹線の新函館北斗駅からなら約20分になります。
ジョリクレールのオリジナルスイーツの代表作に、モナカとラスクがコラボした「モナスク」があるのですが、軽くて常温保存ができるうえに賞味期限が約60日ということで日持ちがよく、おみやげに最適です。
形も函館観光名所の五稜郭、箱館奉行所、金森倉庫などをモチーフにしたモナスクがあります。
北斗桜回廊にちなんだ桜味のモナスクもあるんです!
PATISSERIE ジョリクレール
北海道北斗市中央2丁目1-5
TEL 0138-73-0370
営業時間 10:00~19:00
年中無休
まとめ
もし桜の季節に北斗市に来れたなら、道道96号線沿いで開催される北斗桜回廊がイチオシの観光スポットになります。
新函館北斗駅がある街ということで、函館、大沼、そして松前や江差など各方面への新しい交通の要衝という色合いが強いところです。
また大部分が森林や田畑なので緑が多く、トラピスト修道院のような静かな所で心のお洗濯をしたり、天然温泉にゆっくりつかって疲れを癒すことに向いています。