イタリアのナポリ、香港に並んで世界三大夜景に数えられる函館山からの夜景。
市街地の灯りの左右を海岸のアーチが挟んでいるところが美しさのポイントになっています。
山頂へのアクセスは、ロープウェイ、自家用車(レンタカー)、バス、タクシー、徒歩と色々ありますが、夜景を見る時間なら徒歩はないにしても、どこまで車で行くかが問題ですね。
夜景の質、料金、時間など、何を優先するかによってベストな方法が変わってきますので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
函館山に車で登る
自家用車・レンタカーで山頂まで登る場合、登山道は夜間の交通規制があります。
4月下旬から9月末までは17時から22時まで、10月1日から11月中旬までは17時から21時までです。
ところが夜景のゴールデンタイムは日没の30分後から1~2時間の間といったところでしょうか。
あまり夜遅くなると消灯する家や施設が増えてくるので、夜景の灯りが減ってきます。
要するに夜景がピークのときには車で山頂まで登れないということです。
函館山の山頂駐車場は料金がかからないけど…
それから山頂にある山頂駐車場は39台、山頂の少し手前にあるつつじ山駐車場は44台で、そんなに駐車台数は多くありません。
混んでいるかすいているかは運次第で、観光シーズンでは大混雑も覚悟しなければならないでしょう。
それでもかまわなければ、車で函館山山頂まで登るのが一番お金がかからない方法かもしれません。
函館山ロープウェイ山麓駅まで車で行く
せっかく函館山展望台まで登って夜景を見るのなら、一番きれいに見えるときに見たい!
ということであれば、やはりロープウェイが第一候補になるでしょう。
・短時間で登れる
・短間隔で運行している
・ゴンドラから見える夜景もきれい
デメリットをあげるとすれば運賃、その料金でしょうね。
ロープウェイの料金についてはこちらの記事も参考にしてください。
時間の制約が他の方法よりも少なくなるので、旅行の予定が組みやすくなるのではないでしょうか。
なおロープウェイ山麓駅のそばには、一般車85台駐車できる函館山ロープウェイ駐車場のほかにも、一般車43台の市営観光駐車場があり、ともに無料で駐車することができます。
ただ平日でも満車になることが多く、できれば公共交通機関を利用した方が無難です。
タクシー、函館山登山バスに乗る
車でもタクシーや登山バスなら通行規制は関係ないので、夜景のゴールデンタイムに山頂まで登ることができます。
タクシーの場合、函館駅から函館山山頂まで片道2,070円から、定額の観光コースの利用なら小型車で7,900円です。
登山バスの方は、所要時間は渋滞がなければ函館駅前から函館山山頂まで約30分で、料金は大人片道400円、小人200円、バス・市電共通の1日・2日乗車券も使用可能です。
まとめ
山麓から山頂までロープウェイなら3分、車なら20分(渋滞しなければ)なので、時間を優先するならロープウェイ。
リーズナブルに夜景のゴールデンタイムを満喫するなら登山バス。
好きな所から好きな時間に行くならタクシー。
無料で山頂に上るなら車、といったところでしょうか。
ちなみに、車が選択肢に上がるのは夏期(4月中旬~11月中旬)限定です。
冬期(11月中旬~翌年4月中旬)は登山道が閉鎖になるので、車・タクシー・バスのいずれも通行できません。