室蘭港をまたがる白鳥大橋は、全長1,380m、主塔の高さ139.5m、総事業費1,000億円超の東日本最大の吊り橋です。
その姿は白鳥が羽を広げたようにも見えますが、「白鳥大橋」の名前の由来は室蘭港の別名である白鳥湾に由来します。
1998年に完成した比較的新しい室蘭のシンボルであり、そして夜にはライトアップとイルミネーションによって、工場夜景とともに夜景スポットにもなっている人気の観光名所です。
今回はそんな白鳥大橋についてまとめてみました。
白鳥大橋の通行料金
白鳥大橋は国道37号線(白鳥新道)にかけられた橋ですが、総事業費は1,000億円以上もかかり、維持管理費も50億円以上かかっています。
それだけお金がかかっていれば、さぞかし通行量もお高いのではと思いましたが、なんと白鳥大橋の通行料は無料なのです。
これだけの金額がかかっているのに通行料無料というのは、全国的に見ても珍しいようですね。
ただ、白鳥大橋を含む白鳥新道は自動車専用道路なので、歩くことも自転車で走ることも普段はできません。
ですが、ある特定の日だけは歩いたり走ったり、サイクリングができるようになります。
その日とは…
白鳥大橋マラソン&ウオーク
2018年は白鳥大橋の開通20周年です。
それを記念してこの年、10月14日に白鳥大橋20周年ハーフマラソン・ウオークが開催されます。
白鳥大橋からの景観を楽しめるこのイベントの、スターと時間と参加料は次の通りです。
・7キロマラソン 午前8:30 2.500円
・親子ラン(3キロ) 午前8:30 大人1,500円、小学生1,000円
・ハーフマラソン 午前9:30 4,500円
・ウオーク 午前8:30 高校生以上1,500円、中学生以下無料
雨天決行ですが、風速が10メートル以上になった場合は、白鳥大橋を通らない代替コースに変更になります。
サイクリングと駅伝も予定されていて、現在検討中です。
白鳥大橋を見ることができる展望台
白鳥大橋は、室蘭市内のほとんどの場所から眺めることができます。
最も近くで見られるのは、橋の祝津町側のふもとにある白鳥大橋展望台です。
橋のライトアップ&イルミネーションが、室蘭の工場夜景を背景に間近で見ることができます。
白鳥大橋展望台
〒051-0036 室蘭市祝津町1丁目
白鳥湾展望台は、工場群側の国道37号線沿いにあるビュースポットです。
44台の無料駐車場と「カレーショップ コロンボ 白鳥湾展望台店」があります。
白鳥湾展望台
〒050-0055 室蘭市崎守町17番地
八丁平展望台は白鳥大橋を真横から見ることができる小さめの展望台で、住宅街の中にあります。
八丁平展望台
〒050-0061 室蘭市八丁平1丁目
祝津公園展望台では、昼は鷲別岳(通称:室蘭岳)、夜はJX日鉱日石エネルギーの工場夜景を背景に白鳥大橋を眺めることができるビュースポットです。
近くには市立室蘭水族館やエンルムマリーナ室蘭、道の駅・みたら室蘭、むろらん温泉ゆららがあります。
祝津公園展望台
〒051-0036 室蘭市祝津町3丁目
白鳥大橋記念館に併設されている道の駅・みたら室蘭の展望デッキからも、間近に白鳥大橋を見ることができ、そして室蘭湖の入り口に浮かぶ伝説の小島・大黒島も眺めることができます。
ちなみに道の駅に隣接している屋台村は、室蘭やきとりや、たこ焼きの帆立バージョン「帆立の玉焼き」、室蘭カレーラーメンなどが売られているご当地グルメスポットです。
道の駅 みたら室蘭(白鳥大橋記念館)
〒051-0036 北海道室蘭市祝津町4丁目16-15
潮見公園展望台は、地球岬へと続く観光道路の入り口にある展望台です。
ここでは工場夜景の向こうに白鳥大橋が見えます。
潮見公園展望台
〒050-0084 室蘭市みゆき町3丁目
室蘭市内で随一の眺望を誇る測量山展望台からは、360°パノラマの中に白鳥大橋を見ることができます。
代表的な人気の観光スポットです。
測量山展望台
〒051-0026 室蘭市清水町1丁目
白鳥大橋の夜景が見えるスポット
もちろん白鳥大橋の夜景も、上記で紹介した展望台から眺めることができます。
そしてそれはほぼ、室蘭名物の工場夜景の夜景スポットとかぶっていますので、こちらの記事もご覧になってみてください。
まとめ
白鳥大橋は無料で通行できますが、自動車専用道路なので、徒歩や自転車では通ることが普段はできません。
どうしても歩いて渡ってみたい場合は、白鳥大橋ハーフマラソン・ウオークがねらい目ですが、毎年開催されているわけではないので、2018年の次がいつになるかは不明です。
白鳥大橋展望台や道の駅・みたらの展望デッキからは、間近に白鳥大橋を見ることができるほか、室蘭市内の各展望台からも工場夜景とともに眺めることもできます。